サロン

関西サロンは8月もあります、お店の都合も分かって日程が本決まりになったのでお知らせします。

日程:8月24日(金) 19:30〜21:30
場所:カフェバー アンデパンダン
http://www.cafe-independants.com/
(三条御幸町の地下1階にあるバーです、京阪三条、もしくは阪急の四条河原町から徒歩5分〜10分程度、かに道楽の二軒隣です)

今回はビラでも作ってもっていきますので、撒きにいく算段をしようとおもっています。関西はいつもながら数名程度の小さな集まりですが、その分新しくこられる人には来やすい感じだとおもっています。
お暇な方は是非どうぞ〜

次回サロン

京都サロンをとりあえず8月24日(金)で予約してきました。
まだお店の都合が完全に分からないので、本決まりではないですが。
確定し次第告知します。

サロンで具体的に動くこととして
・チラシをお店や知り合いなどに配布してもらう。
・ブースを出させてもらえる団体などがありそうなので、そのあたりの連絡

を考えています。
私個人でとりあえずやってみようと思っているのは、参院選の結果が出次第、当選者(理解のありそうな落選者も含む)を中心に、メール攻撃をすることで、政治家がどのくらい大麻問題に関心を示すのかみてみようと考えています。

まあ100件送って数件帰ってくれば、それでどの議員が、得体の知れない団体にでもレスをくれるのかが分かるかなと。

映画イベント

関西クィア映画祭に行ってきまして、ビラをまいてきました(東京の方にビラ送付をお願いしてたのですが、届かなかったので自前ガリ版で(笑)

イベントについては、さすが大きい団体は違うなといったところで、HEPFIVEという一等地の大規模モールで、とてもしっかりした内容のものをやっていました。
ビラも300枚ほど持っていったのですが、最終日には全部無くなったようで、感謝感謝です。

ジェンダー系のイベントということで、映画内容はトランス・セクシャルが題材のもので、ジェンダーアイデンティティの問題を取り扱ったものでした。

印象的なのは、やはりジェンダー系の問題では、戦略的にとはいえ、一定の閉鎖性を各々のコミュニティに付与しなければ運営上やっていけないのではないかという問題でした。
要するにレズビアンコミュニティに入っていた人が、男性性に性転換したり、或いはバイで男性と付き合いだしたりすると、そのコミュニティには居づらくなるというようなことで、そういった「場所」を巡るポリティクスが、アイデンティティと不可分の運動では付き物にならざるをえない。

ジェンダーの場合は、それ自体が実存的なアイデンティティや身体性と切り離せないものなので、仕方ないのかと思う反面、もう少し多元主義的なコミュニティがあってもいいんじゃないかと感じました。
部外者なのでどうこう言える立場ではないのですが。

大麻問題にひきつけていえば、医療大麻を進めている派と、産業大麻・嗜好目的などなどで主張が分かれているようなものですが、大麻問題の場合は、それ自体が自己にとって不可欠なアイデンティティというわけではないと思いますので、お互いの主張で有用なところを用いて、緩やかに連帯を作っていくべきでしょう。

Queer Film 2007

仕事殺到で更新できてませんでした。
若干落ち着いてきたので、近況&個人的運動の報告など

同じ知人でクイア系の運動をやっている人がいまして、イベントの情報交換をしてきました

クイア(Queer)は普段耳慣れない言葉ですが、これはセクシャル・マイノリティの運動から派生した言葉です。
ゲイ・レズビアンだけではなく、性同一性障害や、そこまでいかなくとも異装萌えな人々などの運動が、欧米では70年代から、いわゆる「新しい社会運動」の一環として起こってきました。
日本では欧米ほど大きなムーブメントにはならなかったのですが、最近では活発に運動をされています。

クイア系の運動は、要するに「ストレート」とか「正常」って何だ?
ってことを正面から問題にしたもので、これは例えば「女」と「男」から社会は成り立っていて、女の権利が守られていないから、男性と同等にしろ!と言ったような、いわゆる第一波フェミニズムとは全く違う、そもそも「女/男」から社会は成り立ってるのか?
という根本的問題提起をしてきたものです。

インドではヒジュラといって、いわゆる「中性」の人が入る性的カテゴリーがあったりするけれど、このようにそもそも男女の二分法を問題にするのがクイア理論の始まりだったわけですね。

とすると、「性同一性障害」は今日、「病気」として社会的に認知されていますが、これってそもそも「病気」なのか?というラディカルな問題をクイア理論は提示します。

この辺りの議論はデリダやらバトラーの脱構築概念を踏まえた上で成されていて、非常に洗練されたもので、思想的・理論的なバックボーンから話をしだすと、とても書ききれないのですが、実は「大麻」問題とも関わってくる問題であるといえます。

要するに世間では「大麻」なるものが存在していて、したがって「大麻喫煙者」も存在している。そいつらを罰しろというのが「大麻取締法」でしょう。

しかし、そもそも「大麻」って何でしょうか。
その辺に生えている雑草やタバコと明確な線がひけるかどうかというと、これは結構難しい。
THCの量で判断するにしても、それじゃあ産業用大麻は「大麻」じゃないのでしょうか。

つまり、物理的に(アプリオリに、といってもいい)、「大麻」なるものが存在しているわけではなくて、私たちの社会が、たまたまある草を「大麻」だと名付けていると言う事もできる。
とすれば、「大麻」は社会の中に存在するといってもいい。

こういった観点から、いつ頃から・どのように「大麻」というボキャブラリーが社会の中で流通しはじめたのかを見ていくことによって、「大麻喫煙=悪」という図式を、根本的に無効化していくこともできるんじゃないかと思うわけです。



さてさて、それはともかく、クイア運動の方でも、毎年継続的にイベントをやったりして関西では映画祭を行うようです。

http://kansai-qff.org/
7月20日から24日の予定で、ヘップファイブでやるらしいです、頑張ってますね。

ここにカンナビストのフライヤー・チラシなどを置かせてくれるように交渉しまして、許可がでましたので適当な日に行ってきます。
お暇な方は、是非他のマイノリティ運動を見に行くということもされると面白いんじゃないかと思います。

下に向かう剥奪感は、「安心」の喪失か?

Y-Cannabist2007-07-02

幸福な家庭はすべて互いに似たりよったりであり、不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが違っているものである。

トルストイ描くアンナ・カレーニナの最初の一文である。時は1870年頃のロシア、近代化が急速に推し進められているであろうその時代にあって、何が「幸せ」なのかは万人が共有するところであったはずだ。

日本においてもそういう時代があった。
「狭くとも楽しい我が家」が幸せの基準であり、「不幸」は様々な形があったとしても、総中流が求める「幸せ」は比較的安定したものであり、そして重要なことに、その幸福は多くの人の手の届くところにあった。
(その反面、ホームレスや結婚しない女性に対する風当たりはもっときつかったので、別にロマンティシズムに浸りたいわけではない。)

だが、2007年の「幸せ」は何だろうか。
「中年童貞」という本もでたが、「狭くとも楽しい我が家」は単なる貧乏であり、そもそも狭い家しか持てない人は結婚することも困難だ。
大卒学生は高卒と偽ってゴミ清掃の公務員に応募しなければ、食い扶持を稼げない。
ほとんどの企業で、3年以内の離職率は30%を超え、そして憧れのセレブには、どこをどう通ったとしても年収200万の家庭に生まれた子供がなることは、まずない。
何が幸せかを探す前に、自分を探さなければやっていけない時代だと言ってもいい。

したがって、現代とは幸せよりも「不幸」が分かりやすい時だ。
正確に言えば、誰が「危険」で、何が「不安」なのかが分かりやすい。

最低賃金を引き上げることが「幸せ」かどうかはわからないが、どこかの国がミサイルを撃ってくるかもしれないと言われれば不安になる。

不安の連帯はイージーだ。


もっとありえそうなことは、多くの人が大文字の幸せを見失って、安定した生活すら危ういと感じるとき、その不安感、剥奪感は上に向かうのではなく、下に向かうことかもしれない。

啓蒙主義の時代からかなり最近まで、剥奪感は概ね上に向かいがちなものだったといって間違いではないだろう。
日本では一揆から「68年」まで、上に向かう剥奪感の発露によって連帯感が醸成されてきたことは多い。

とはいえ、剥奪感はしばしば下に向かうこともありえる。
部落解放や女性参政権に対しての反発は「俺たちも楽なわけじゃないのに、なんで俺らよりも楽して(そうな)奴が、俺たちと同じ生活をしているんだ」ということだった。

今で言えば、給食費の滞納問題をせっせと叩いたり、犯罪の増加はモラルの低下だと言い回ったりする「一般市民のまともな意見」。(1

カンナビストの運動にしても、結局「犯罪者」が何を言ってるんだ、日本から出て勝手にすれば?という人の顔は明るい。



1)よく誤解されているが、別に犯罪発生率は上がっていない。というか、ここ数年下がっている。(浜井さんの『犯罪不安社会』を参照)
要するに、「治安が悪化している」のではなく、犯罪不安を煽るメディア報道が増加したというのが正しい。
なぜなら「不安」は売れるスキャンダルだから。

削除されてきました :)

Y-Cannabist2007-07-01

何か下の日記でトラックバックを送った人から、向こうの日記でコメントされたので、返信していたのですが、いきなり削除&書き込み制限くらっちゃいましたよ(´ヘ`;) http://tomtom.iza.ne.jp/blog/entry/179350/

同性愛者は押入れから出てくるな!
マリファナ使用者もだ

という人だったので

そもそも相手するなよ

ってことなんでしょうけど、運動家&研究者の性というか、ついついコメントされちゃうと、突込みをいれたくなってしまいました。

全部削除されるそうなので一応流れだけ。

Commented by tomtom さん
カンナビストさんからTBいただきました。
コメントはゲストの為できませんでしたのでここでおれいをもうしあげます。
私は基本的に他人が何をしようが気にならない質でして、たとえばカンナビすとサン達が1g吸おうが1kg吸おうが私の知った事ではない。
従ってこのエントリーはあなたにいちゃモンを付けたわけではない。
あなたに知って頂きたいのは私の世代はヒッピーの時代でマリファナの害をいやと言うほど知っている。こちらではマリファナなんか10代の子供がしりの穴から煙が出るほどラリッているのを見てきているのです。
マリファナくさい息を吹きかけられたら、本当に腹が立つ。
自分で過去に経験があるから怒るのです。
あなたみたいに少し大麻をもつだけで何故5年も食らうのかとあほなことを本当に信じて言っているので無いと察します。
大麻を持ってそれをただ眺めているアホが何処にいるでしょうか?
吸う為か売る為かその両方かでしょう。
そのアホをあなたはまるで正当性があるかのごとく仰る。
私はそのような露出狂みたいな事をせずに黙ってご自分の好きなことをしなさいと言っているのです。
押入れの中でする分には、私はわざわざその戸をあけてあなたのしている事は犯罪ですと言いはしない。
私は警察の犬でもなければ司法者でもない。
ただそれと同じ事をあなたにしてくれと言ってるのです。
人の押入れを開けてマリファナ臭い息を私と私の家族と、私の友達とその子達に吹きかけるようなことはしないで下さい。

Commented by y-cannabist さん
こんにちは、コメントはつけれるはずですよ〜 サイドに表示されているスパム防止用の数字を入力してくださいね。

>あなたみたいに少し大麻をもつだけで何故5年も食らうのかとあほなことを本当に信じて言っているので無いと察します。
ちょっとここだけ文意がとれませんでしたので、どういう意味でしょうか?

とにかくtomtomさんは要するにゾーニングをきっちりして、吸いたい奴だけで吸って、吸いたくない人は吸わない環境にしろ、と言いたいわけですよね。
それであれば、カンナビストの意見と全く違うことはなくって、私などカンナビストが主張していることは、HPをみてもらえればわかる通り、以下の点です。
①日本において大麻所持罪は傷害罪などよりもきつい、懲役5年or8年の実刑判決になっていますが、これの根拠は大麻取締法の条文にもあるように、大麻が著しい有害性をもっているからだとされています。
②ところが、この50年に成立したまま、70年代以降の大麻に関する研究成果を全く踏まえたものではなく、大麻は少なくともタバコやアルコールと比べて、依存性や精神病の可能性を著しく引き上げるものとは、科学的には言えないし、さらに、大麻を医療的に用いることで、抗がん剤の副作用を抑えたり、多発性硬化症の治療に用いることが出来ることも分かってきました。
③にもかかわらず、大麻所持が依然として懲役刑であるのは、大麻を必要とする病者や、根拠をもたない法律によって投獄され続けている人に対する人権侵害であると私たちは主張しています。
④したがって、私たちは、大麻を喫煙することが良いことだとも悪いことだともいいません。ただし、タバコと同じように、副流煙を公共の場で出すことや、子供の前で大麻を吸うことを推奨するものでは全くありません。

Commented by tomtom さん
私はそうは言ってない。あなたの言葉を私の口の中に入れないで下さい。
私はあなたが「何をしようが他人が知らなければそれで済む事です.」と言ってますよね。
多分私が何を言ってもあなたに賛成しなければあなたは聞く耳は持たないでしょう。そう感じました。

あなたの理屈は「泥棒にも一分の理あり」で1分は正しいかもしれない、99%は間違っている。かも知れない。

これは日本の法とか社会が悪いのではないと思う。世界を見渡してもオランダとか後は取るに足らない小国がマリファナを合法化しているくらいですね。

長いな・・・以下ダイジェスト

ってやり取りの後、
私 「いや合法化/非犯罪化されてるのはオランダだけと違うから・・・っていうか何故大麻使用を摘発すべきだと考えているのか教えて」


Commented by tomtom さん
違法だからです。違法なものは違法。ダメなものはダメ。自分の価値ではないのです。どうしてもそれが嫌なら日本人を止めなさい。そちらの方がよほどご自分と他人の為になるようですが。

これ以上の議論は無駄ですし、あなたがお書きになっているのは読んだ人の益にはなりません。
少なくとも私もブログではお断りさせていただきます。

ってことで終わりました

フロッガーさんも言っているように、出来るだけ相手の不安感を取り除くとこからやろうとしたのですが、だめだったみたいです。

まあこういうダメ絶対系頭ごなしのケースは、経験上稀ではあるので、こういう層に説明するのは一番後回しでもいいのかな、、と思ってしまいますが。

そういやtomtomが、大麻合法化されたら私の持っている最後の1ドルをやるよ、賭けても良い、絶対ムリ

って言っていましたが、ちゃんと1ドル貰いに行くのでそれまで破産しないで待ってて下さい:D

認知的不協和

Y-Cannabist2007-06-29

大麻問題に関する認知度が、例えば10年前よりもかなり上がってきた今日でも、やはり反対の意見は根強いように感じる。

私は宣伝と思考実験をかねて、学生や知人などにカンナビストの活動内容をたまに説明したりする、もちろん大半は大麻って白い粉?というような反応で、いぶかしげな顔をされる。その反応をみるのは結構楽しい。

時間があればきちんと説明して、それで大体納得してもらえるけれども、やはり既存の規範意識は根強い。
「なるほどよくわかった」と口元でいいつつ、ダメなものはやっぱりダメでしょ、というような雰囲気が、眉間のあたりに残っている。

30年前に同性愛をカミングアウトした人もやっぱり同じような顔をされたのかもしれない。

細々と運動を続けていく中で、大麻ダメ絶対的な意見はほぼ99%、ぼんやりした規範意識に裏打ちされたものだと感じる。

なるほど、表立っては「精神病」の可能性が上がるんじゃない?とか、依存になるからだめ、だの一応もっともらしく通用する「理由」を多くの人は上げる。
ところが、そうしたもっともらしい「反対理由」は、実際のところ「ダメなもの」なのだからダメだよ、という同語反復の規範的なお説教を正当化する言説のように思えてならない。

「精神病」の可能性が特に上がるわけでないことや、身体的な依存性はコーヒーくらいだと説明しても、結局理由を横滑りさせて、
「でも、車を運転したりすると危ないんじゃない?」
といった批判になってくる。
その論法でいくなら、アルコール所持は余裕で無期懲役になりそうなものだが、そんなことはおかまいなしにだ。

基本的に大麻=ダメ絶対だと思ってきた人にとって、今までの「常識」を覆すような意見に直面することは、どうやら気持ちのいいことではないらしい。
これは別に、大麻に限ったことではなく、同性愛に対する反発も、ハンセン病に対する偏見も同様かもしれない。
多くの人は、こうした認知的な不協和に対して、是が非でも自らの認識/アイデンティティを守ろうと防衛線を張ろうとする。

批判者はそもそもカンナビストが、何を主張しているのか、何が論点になっているのかなんてすっかり忘れて、「法律違反だよ?」などと言う。1)

とはいえ、若い人ほど、筋の通っている話であれば同意を得られる。
40を超えたような人から同意をとるのは極めて難しい。論理的な問題ではない。
数十年間ぼんやりと信じてきた認識が掘り崩されることへの、熾烈な抵抗を時に感じる。例えば(http://tomtom.iza.ne.jp/blog/entry/179350/

規範を守ることはもちろん、それ単体では、良いことでも悪いことでもない。
保守系の人は規範は守るためにあるのだから、守ることは良い事だと言うだろうが、それは何も言っていないに等しい。

問題は規範の内容であって、J,S,ミルを引き合いに出すまでもなく、ある規範の内容がなんらかの集団に対する偏った差別を加えず、かつ何らかの権利・権益を守る役割を果たしているなら、その規範は大体の場面で「良い」といえる。
例えば、「人を殴るな」といったような。

ここで言われる「人」は万人に対して有効であって、かつ、暴力をふるわれずに生活することを守ろうとする。

ところが、ある特定の集団を指定して、具体的な権利・権益を守っているわけでもない「規範」は、しばしば規範自体が暴力となる。
例えば「障害者は知的水準が低いから、選挙権を持つべきではない」「女は家事をする生き物だから、家にいたほうがいい」云々

言うまでも無く、その規範は誰を守っているわけでもなく、強いて言うなら発言者自身の「気持ちよさ」を「誰かに対する抑圧」と引き換えに保証しているにすぎない。

スラヴォイ・ジジェクはこうした「崇高なイデオロギー」の背後に、「快楽」という前提条件があると指摘したが、大麻非犯罪化を言うに当たって、「快楽」と戦わないといけないというのは、とてもパラドキシカルだ。

1)定期的に誤解されているので、やはり定期的に言っておかなければならないが、カンナビストは大麻喫煙を勧める団体ではなく、アルコールなどと比較して、依存性が明らかに低く、「精神病」発生率やその他人体に対する有害性が相当低い大麻を所持しているだけで、懲役5年+社会的排除をされるのはおかしいだろうということを主張する市民団体です。

http://www.cannabist.org/index.html